卒業式
- 月島第一小学校01 02中央区立
- 3月26日
- 読了時間: 4分
3月24日に月島第一小学校の卒業式が行われました。
6年生の皆さん、保護者の皆様ご卒業おめでとうございます。




PTAからの祝菓と

一輪花です。



一輪花は会長からひとりひとり手渡しで贈りました。
以下、会長の卒業式祝辞です。
祝辞
卒業生の皆さん、保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。
おそらく私のお父さんの知り合いはこの学年が一番多いのではないかと思うのですが、なんだか同級生の前で話しているような気分です。
ご来賓の皆さま、地域の皆さまには、お忙しい中月一小の卒業式にご参加いただきありがとうございます。
私もPTAの活動をするようになってから今まで学校やPTAで行っていると思っていた行事やイベントがたくさんの地域の方々の協力で成り立っていることを知ることができました。新型コロナウイルスの感染症対策などもあって十分に関われていない時期もあり、非礼もあったのではないかと思いますが、いつでも温かく相談に乗っていただきました。
この新しい人間に対する温かさが月島の人間の人柄なのだと思っています。本当にお世話になりました。
校長先生をはじめ諸先生方、今日まで温かいご指導を賜り心より感謝いたします。私が本当に向き合って育てる子供は二人くらいですが、一年間担任や担当になっただけで何十人との子供と接している先生方が真摯に子供と向き合って頂き子供たちもここまで成長する事ができたと思っています。公立の学校は行事や設備などもあまり変化がないイメージがあったのですが、ここ何年かは行事やタブレットなどの教材環境も大きく変わり続け、親も付いていけていたのか自信がありません。多方面に渡るご尽力に改めて感謝申し上げます。
保護者の皆様、改めてお子様のご卒業おめでとうございます。
先日六年生を送る会に出席させて頂きましたが、終わった後も飯川先生は何を言おうとしていたのかが気になって、校長室で質問させていただきました。そこでやっと柏学園の武勇伝なども聞く事ができて話に追いつくことが出来ました。何一つ褒めるところがない話だとは思うのですが、これだけ元気が良くて仲が良ければきっと卒業してもずっと良い友達でいれると思います。
入学式に両親や六年生に手を引かれて学校の門をくぐった子供は元気よく育ちながら今年は下級生を助ける事ができる最上級生として卒業証書を手にしています。六年間本当にお疲れ様でした。
卒業生の皆さん 卒業式ももう少しで終わり、教室に戻ったら月一小の生活もこれで最後になります。先日子供とバックトゥザフューチャーを見ていたら、自分が中学生くらいの時に考えていたことを少し思い出したので今日はその話をしたいと思います。
あの映画で行く未来は二〇一五年です。映画が公開された時の自分は一三歳で約三〇年後の未来として観ていました。ホバーボードも空飛ぶ車も未だにないですが、あんな未来を想像していました。
そのとき私の家の電話がコードレス電話になりましたが、この電話を外に持ち歩けるようになったら便利だな、と思いましたが日本中に電話のアンテナを立てるなんて出来るわけがないから無理だと思っていました。
大学生の頃にインターネットが繋がる世界を初めて知りましたが、自分が図書館や辞書などで調べているようなことがここで調べることが出来たらよいな、と思っていましたが、そんな膨大な量の情報をただで入力して見られるようにしてくれる事なんてありえないと思っていました。
キャプテン翼で翼くんが世界のライバルと戦う姿を見ても日本がワールドカップで当たり前のように本線に出場するとは思っていませんでしたし、メジャーリーグで毎年のようにMVP候補になるような日本人選手が出てくることも想像できませんでした。
今はスマートフォンでどこにいても互いに連絡を取り合い、調べ物も片手で行い、何かアイディアが必要だったら生成AIを頼り、外国のサイトが出てきても即時に翻訳されたページが表示され、外国では無人タクシーが走ったりしています。ハリウッド映画でも描かれなかったような事が実現しています。
これから多感な時期を迎え、将来についても色々と悩んだり、具体的に何をすべきか考えたりする時期になると思いますが自分の想像の範囲で出来ないと思う心のリミットにとらわれずに大きな将来のロードマップを描いてください。保護者として小言は言うかもしれませんが、自分が想像しがたいような未来を目指している子供を応援する事が出来たら保護者としてこれ以上に誇らしいことはないと思っています。
最後になりましたが、月島第一小学校の益々のご発展とご健勝を祈念しまして、お祝いの挨拶と代えさせていただきます。
令和七年三月二四日
月島第一小学校PTA会長
長島 広隆